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クリニックブログ BLOG

スポーツによる痛み

肩の痛み

野球をしていますが、投球時、肩に痛みがあります。
肩を痛めているのでしょうか?

Q

行っているスポーツ及び年代によって肩の痛みは様々ですね。
小学生の野球肩で一番多いのがリトルリーグ肩です。
上腕骨の成長戦が障害されることによって起こります。主に投げすぎが原因なので、投球数を制限して予防することが大事ですね。
中学生以降では関節唇といって関節を包む袋の部分が損傷しやすくなります。また高校生になると腱板といって肩を動かす筋肉の損傷が起きやすくなります。
治療としては安静だけではなく、身体の安定性の向上・関節可動域の改善など全身の問題になってきます。
手術まで必要なケースは少なく、コンディショニングを含めた理学療法で回復することが多いですよ。

A

代表的な疾患

  • 野球肩
  • リトルリーグ肩
  • 腱板損傷、インピンジメント症候群
  • SLAP損傷(肩関節窩上関節唇複合損傷)
  • 肩甲上神経障害

など

当院での治療方法

  • アイシング
  • リハビリテーション
  • 注射
  • 運動制限
  • ストレッチ
  • 手術

肘の痛み

野球やテニス、ゴルフをしていると肘が痛くなります。
しばらくは安静にしていた方がいいのでしょうか?

Q

テニスやゴルフでの肘の痛みはよく起きますね。
ほとんどは筋肉と骨のつなぎ目の炎症で、テニス肘とかゴルフ肘と言われます。
日常生活でも酷使する場所ですので痛みが長引きやすいです。安静で良くならない場合は、ステロイド注射が著効する場合もあります。
野球での肘の痛みは骨・軟骨の障害であることが多いです。投げすぎにより成長軟骨が損傷して、放置すると肘が伸び切らなくなることもあります。軽傷ならば一定期間の安静で軽快しますよ。

A

代表的な疾患

  • ゴルフでの肘の痛み
  • テニス肘
  • 野球肘
  • 離断性骨軟骨炎

など

当院での治療方法

  • 装具療法
  • 注射
  • ストレッチ
  • 温熱療法

足・膝の痛み

スポーツで膝を曲げたり、伸ばしたりすると痛みやひっかかりがある様に感じます。
運動が好きなので違和感がないようにしたいのですが…。

Q

スポーツでの膝の痛みは本当に多いですね。
成長期で多いのがオスグッド病といって脛骨の靭帯付着部の痛みです。
しゃがむと痛いのであれば半月板損傷や関節ねずみなどの関節内の障害が多いです。
スポーツ後の痛みであれば鷲足炎や腸脛靭帯炎といった膝に付着する靭帯の障害が多いですね。
関節周囲の安定性がいずれも重要なので、まず理学療法をお勧めします。

A

代表的な疾患

  • 半月板損傷
  • オスグッド病
  • 分裂膝蓋骨
  • 膝蓋靭帯炎
  • 離断性骨軟骨炎

など

当院での治療方法

  • 装具療法
  • リハビリテーション
  • 注射
  • 運動制限
  • ストレッチ

腰の痛み

ランニング前に靴紐を結ぼうとすると痛みがあります。
また、走り終えた後にも痛みがあるように感じます…。

Q

運動後の腰痛で一番多いのが筋膜性の腰痛ですね。
腰の筋肉の張りによって痛みが出現します。
前屈して痛いのであれば、腰椎の椎間板が炎症を起こしている可能性もあります。いずれもコルセットなどの安静と鎮痛剤の処方で軽快しますが、予防のためにストレッチや腹筋を鍛えておくと良いですよ。
学童期で腰を捻ると痛いのであれば腰椎分離症の可能性があります。1週間以上痛い場合は整形外科に来てくださいね。

A

代表的な疾患

  • 腰椎分離症
  • 腰部脊柱管狭窄症
  • 腰椎椎間板ヘルニア
  • 筋膜性腰痛症

など

当院での治療方法

  • 装具療法
  • リハビリテーション
  • 注射
  • 運動制限