骨粗鬆症

骨の内部構造が変化して脆くなり、骨折しやすくなった状態をいいます。
骨の一部を壊す(骨吸収)機能とそれを修復する(骨形成)機能がバランスよく働いて良い骨を作っていますがそのバランスが崩れることによって(多くは骨吸収亢進)骨密度が減少します。
骨密度が低いだけでは自覚症状がなにもないことが多いです。
しかし骨が脆くなることによって骨折を起こしやすくなり、特に背骨や大腿骨に骨折が起こると痛みのため動くことが困難になり寝たきりや痴呆症状出現のリスクになります。
診断は血液検査によって骨形成機能や骨吸収機能を調べたり、骨密度を計測したりします。
骨密度測定の部位は使用機器によって異なりますが当院では腰椎と大腿骨近位部で行っています。
治療は適度の運動と栄養摂取に加えて薬物療法が中心となります。
現在はビスフォスフォネートという骨吸収抑制剤が薬物療法の中心となっています。
週一回もしくは月一回の服用で済む製品が多く、最近では注射製剤もでています。
数年前に骨形成促進剤が開発されたことによって治療の選択肢が広がりました。
これは副甲状腺ホルモンとよばれるものでカルシウム代謝を調整することによってビスフォスフォネート製剤より強力に骨量を増やします。
薬剤は比較的高価なことから重症患者さんを中心に使用されます。(当院でも行っております。)
定期的な骨密度検査は骨の健康を維持するために重要です。
心配な方は当院にご相談ください。