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クリニックブログ BLOG

10/4 院内勉強会 「スポーツ関連腰痛」 

こんにちは、理学療法士(PT)の近藤です。
院内にてスポーツ関連腰痛について
学んだため報告させていただきます。

●はじめに
 スポーツによる腰痛は、発生頻度が非常に高く、
選手生命を脅かすこともあります。しかし、それは
決して防ぐことの出来ないものではなく、腰椎の「安定性」と
隣接する関節の「可動性」を確保することによって防ぐことが、
可能となります。そこで、スポーツ関連腰痛の特徴と治療に
関して若干の考察を含め、ご説明させていただきます。

●特徴と評価
 スポーツ関連腰痛の特徴として、発症年齢により、障害の
種類が異なるという点がございます。小・中学生では、脊椎が
未成熟であるために、負荷による椎弓・椎弓根の疲労骨折が
生じ、分離症が生じやすい傾向にあります。
 高校生以降では、脊椎が成熟しているため椎間板に負荷が
かかり、腰椎椎間板ヘルニアを生じる傾向にあります。
皆さんも、名前くらいは、お聞きになったことがあるのでは
ないでしょうか?

 評価としては、問診がまずは必要となります。どういった
動作で痛みが生じるのか?どれくらい痛いのか?
スポーツの種目は何か?などは必ず聞く必要があります。
その後、痛みが生じる姿勢・動作を評価します。
前屈で痛みを生じる際には、椎間板の痛み、筋・筋膜性
の痛みであることが多いです。
(詳しくは、同ブログの筋性腰痛をご覧ください)
後屈で痛みを生じる際には、椎間関節や分離症が
原因であることが多いです。

●治療
 治療には、体幹安定性を強化する必要があります。
腹横筋、多裂筋等の筋活動を上昇させる必要が
あります。

●おわりに
 腰痛というのは、老若男女問わず
生じるものです。腰の痛みでお悩み
の方は、是非一度本院を受診して
みてはいかがでしょうか?