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4/15 親睦会

放射線技師の武田です。幹事として4/15に親睦会を実施しました。
いつもは勉強会の内容を書いてますが、たまにはブログらしい事を書いてみようと思います。

毎年2~3回ほど定期的に開催している親睦会ですが、今回は約8ヶ月振りの開催となりました。その間に5人の新しいスタッフを迎えたので、久々に開催出来て良かったと思います。

このような親睦会では、仕事上ではわからない新しい一面が見えますし、普段接点がない人とコミュニケーションを取ることができます。
事務・看護・リハビリの連携にも繋がるので、やはり職場を離れての付き合いも大事だな、と思いました。

新しいスタッフも周りの人と打ち解けていて、楽しんでくれたようで良かったです。自分も幹事として大変でしたが、とても楽しかったです。

次回は納涼会として開催できたら良いな…と期待しつつ、頑張っていきたいと思います。よろしくお願いします。

勉強会 肩こりと自律神経系の関係

放射線技師の武田です。
4/13の院内勉強会に参加しました。
今回は”肩こりと自律神経系の関係”についてまとめたいと思います。


☆はじめに

肩こりの定義は「後頭部から肩、および肩甲部にかけての筋肉の緊張を中心とする不快感、違和感、鈍痛などの症状、愁訴」とされている。
パソコン作業や書類作業等、長時間同じ姿勢を続ける方に慢性的な肩こりが現れることが多い。
治療には主に筋肉のこわばりをゆるめ、血液の流れを改善するような薬物療法やマッサージなどの物理療法が行われる。



☆痛みと自律神経系

〇急性痛では交感神経活動が亢進する
 ⇒心拍数増加、血圧上昇、発汗過多

〇慢性痛においても自律神経系に変調をきたす

※自律神経系の変調が腰痛や肩こりなどの慢性痛とどう関係するのかはほとんど明らかにされていない



☆肩こりと自律神経系

〇要因が明らかでない肩こりの誘発因子
  ・長時間の持続的筋収縮(過緊張状態)
  ・ストレスなどの心理的因子

〇僧帽筋負荷テストより肩こり有訴者の特徴
  ・僧帽筋酸素化ヘモグロビン濃度のリカバリータイムが遅延する
  ・テスト終了後も酸素化
ヘモグロビン濃度がテスト前の状態まで回復しない

肩こり有訴者では、健常者に比べ作業課題による僧帽筋酸素代謝の増加や酸素欠乏状態に陥りやすい

⇒酸素供給、代謝障害が痛みの要因の一つと考えられる

自律神経系の反応が低下している



☆肩こりとストレス

〇心理社会的ストレスは筋骨格系症状に影響する
 ⇒首・腰に影響がでやすい
 ⇒肩こりもストレスの多い労働者に多い

〇交感神経‐副腎髄質系(SAM system)
 …運動や痛みなどの身体ストレス(急性ストレス)に反応する応答系

〇視床下部‐下垂体‐副腎皮質系(HPA axis)
 …恐怖・不安・痛みなどの心理的ストレス(慢性ストレス)に反応する応答系
 ※急性ストレスにも反応する

〇自覚的な肩こり強度が強い人では、SAM system と HPA axis の両方を反映する唾液αアミラーゼ活性が高い
 ⇒ストレス応答系が働きやすい

ストレスを感じやすい人は肩こりになりやすい



☆肩こりと姿勢


〇肩こりの好発部位は僧帽筋を含む頭部および上肢を支える筋である
 ⇒姿勢の影響を受けやすい

〇上位頸椎の伸展と下位頸椎・上位胸椎の屈曲による頭部前方突出位姿勢は僧帽筋上部の過剰な筋緊張の原因となる

〇肩こり有訴者では頭部の前方偏位と上位頸椎の過伸展を認める
 ⇓
不良姿勢が生じる原因として姿勢保持に必要な筋の筋力低下が考えられ、そのことが男性に比べ女性に肩こりが多い理由の一つと推察される
 

院内勉強会 「頚部の脊髄症、神経根症の手の症候」

理学療法士の山形です。
院内勉強会にて頚部の脊髄症、神経根症の手の症候について
学んだため報告します。

○頚部脊髄症の手の症候
 脊髄の障害部位の違いによって
  ①索路徴候(long tract sign) 
  ②髄節徴候(segmental sign)
  上記の2つに分けられます。
  今回は、①について詳しく記載します。

○索路徴候とは
   圧迫高位脊髄の白質(図1)の障害によるものです。
   脊髄白質の障害では圧迫高位より遠位に痙性麻痺
   筋力低下は一般的に伴わないか、認めても軽度です。
   
 ※因みに髄節徴候とは・・・
  脊髄の灰白質(図1)の障害によるもので
  圧迫高位の脊髄節支配筋の筋力低下や筋委縮を生じ
  深部腱反射は低下ないし消失(弛緩性麻痺)します。
  
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   図1 脊髄の横断面

○索路徴候でみられる手の症候
   Myelopathy hand(頚髄症の手)
   特徴:
 ①「開きづらい手」
   ②「尺側(小指側)の指が言うことをきかない手」             
   であり①はFinger escape sign、②は10秒テスト(Grip and release test)
   により評価されます。
 
 Finger escape signとは・・・
 手のひらを下に向けて両手を前に出し、全ての指を揃えて
 30秒伸ばした状態を保たせます。
 頚髄症の重症度によって小指、薬指、中指と揃えること
 伸ばすことが出来なくなります(図2)。

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 図2 Finger escape sign
 
 10秒テスト(Grip and release test)とは・・・
 手のひらを下に向けて両手を前に出し、「グー」「パー」を
 出来るだけ早くかつ不完全な曲げ伸ばしにならないように
 10秒間で何回出来るか数えます(図3)。
 健常者における平均値は26±6.7回、頚髄症患者と健常者の閾値は21~22回
 高齢者の場合は20回以下、壮年以下では25回以下で回数が低下している
 と判断しています。

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 図3 10秒テスト(Grip and release test)

 後の報告で「手袋状あるいは長手袋状の知覚障害を示す手」とあるように
 頚髄症では感覚障害がみられます。
 感覚障害の有無は頚髄・頚椎症とALSの鑑別で重要です。 

○頚部神経根症について
 年齢:中高年層に多く、10歳代は皆無であり、20歳代は稀
 
 初発症状:頚部痛単独が7割、頚部痛に上肢痛あるいは手指のしびれを
      併発したのが3割
      頚部神経根症のほとんどが片側の頚部痛で発症します。
 
      ※因みに脊髄症の多くが指のしびれで発症します。
       頚部痛での発症は皆無と言って良いとされています。 

○頚部神経根症の手の症候
 特徴:
 ①指のしびれ
 ②筋力低下


 
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