●はじめに
こんにちは、理学療法士(PT)近藤です。
9/17に勉強会に参加して参りました。
8月の続きです。
前回の続きを書いていきたいと
思います。
●動作を知る
運動学習を効果的に行う前に
まず、正常の動きを理解している
必要があります。歩行では、歩行周期を
覚えます。しかし、大切なのはその時に
どんな関節角度でどんな筋活動を生じるか
ということです。さらにコントロールする
中枢の理解も求められます。特に、最近では
シナジーという考えが注目されています。
歩行時にいちいちこの筋肉使ってとかんがえて
いたらとても処理できません。そこで
この時期にはこれらの筋を同時に働かせる
ということで歩行を効率よく行うシステムが
あります。疼痛を生じている時期において
どんな筋活動が生じているかいないを見極め、
それを補完することで学習を促すことが
可能となります。
●中枢を考えて学習を促す
大脳皮質なのか小脳・脊髄で有効な
運動学習は異なります。
大脳皮質は、運動の企画等を行う
動機付けに関わります。その場合は、
ランダム練習が有効とされています。
また声かけも良いと言われています。
つまり、痛くないとかやりやすいという
快の刺激が入り、運動しようとなり
動作が自動化されます。
しかし、小脳やCPGにおいて大切な脊髄
の問題であれば、潜在学習が有効です。
それは、歩行適応の予測的調節に小脳が
関わっているからです。
このようにどのエリアにアプローチする
かも考慮する必要があるということです。
●さいごに
当院は、外部の勉強会にも
積極的に参加し、研鑽を続けています。
次回の投稿をお楽しみに!
カレンダー
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | |
7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 |
14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 |
21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 |
28 | 29 | 30 | 31 |
最新記事
- 院内勉強会「三角線維軟骨複合体(TFCC)損傷の診断と治療」「母指CM関節症の診断と治療」
- 院内勉強会「難治性グロインペインの診断と治療・予防の歴史」「MRI所見からみた難治性グロインペインの病態」について
- 院内勉強会「整形外科医からの立場から -女性アスリートの身体的特徴とスポーツ外傷予防-」「内科医の立場から -内科疾患における性差-」
- 院内勉強会 足部および足関節の疲労骨折の痛み診療
- 院内勉強会「FAIの診断におけるエコーの有用性」「FAIの保存治療の実際」
- 院内勉強会 「整形外科医として知っておくべき骨折 一次予防と二次予防」「ビタミンDの重要性」
- 院内勉強会「足部変形(外反母趾)の痛み診療」
- 7/13 リガオ体操「目醒めのヨガ」
- 院内勉強会「こどもの下肢・膝関節周囲の痛み」
- 院内勉強会「変形性膝関節症に対する患者教育・体重管理・運動指導」