0561-33-0111
web予約

1/23 実習指導

〇はじめに

こんにちは!
今回はPT山形が学生の実習指導について
書かせていただきたいと思います。

当院では本年度から実習生の受け入れを
始めました。
昨年の夏頃は9週間の総合実習を
2名実施しました。

実習生は意欲があり先輩のPTに
多くの質問をしてくれています!



〇実施風景と内容




まず学生に実施してもらい次にPTが行うことで
評価のやり方の違いを感じてもらいました。
やり方は知っているが
「なぜそのようなことに注意が必要なのか」
「臨床ではどんな意義をもっているのか」など
学校では習わない範囲も伝えました。




途中から指導するPTが増え、
各々のPTがどのように
評価を行っているか、
注意していること、
工夫していることなどを
実技を通して学生と当院職員で
共有することもできました!

このように学生がくることで各々の
持っている知識を共有する機会が増え
学生だけではなく職員の技術向上にも
つながりました



〇おわりに

当院では個々で参加した外部での
勉強会の報告や症例検討会、
院長による院内勉強会など定期的に
行うことで知識・技術を
日々研鑽しております。

勉強会の内容にご興味のある方は
他のブログをご参照ください。

ありがとうございました。
 

1/14 院内体操教室「バランス良く、動きやすく!」 

●はじめに
こんにちは、理学療法士(PT)の近藤です。
1/14に今年最初の体操教室を開催しました。
テーマは、「バランス良く、動きやすく!」
でした。
その時の様子を報告させていただきます。



●様子
今回は、7人の方にご参加いただけました。
寒い時期にも関わらず、多くの方に
お越しいただきました!
今回は、森田が担当しました。



姿勢やバランスを保つのに必要な要素を
説明しながらそれに合った運動を
お伝えしています。



自身の身体状況に合わせた最適な
運動をおこないました。
皆さん、いい汗かいてます。
目的は、筋トレではなくご自身の
現在のお身体の状態を知ることです。
そして、それを知ったうえで
予防を行う必要があります。
是非、ご自宅でお伝えした
運動を行っていただけると嬉しいです。



●おわりに
当院は、このような体操教室を
定期的に行っています。
次回は、2月11日(月)です。
テーマは、「肩の動き」です。
是非、ご参加ください。
詳しくは、当院受け付けにパンフレットが
ございますので、ご覧ください。


 

12/21 院内勉強会 膝蓋骨

放射線技師の武田です。
12/21に行われた院内勉強会に参加しました。
今回は”膝蓋大腿関節障害の診断”と”
膝関節overuse症候群の診断”について
まとめたいと思います。


☆膝蓋大腿関節の骨軟骨障害

膝蓋大腿関節に炎症が起きたり軟骨がすり減ったり骨が変形することで疼痛を生じる。主にスポーツ活動によるoveruseや膝関節脱臼・不安定症に伴って生じることが多い。



〇膝蓋骨不安定症の主訴

・膝前面痛 ・腫脹 ・不安定感 
・膝崩れ  ・膝蓋骨周囲の異音  など…

膝前面痛は階段昇降や立ち上がり動作時、しゃがみ込み時に自覚することが多いが、疼痛の所在がはっきりしない場合も少なくない。



〇膝関節のアライメント

診察では仰臥位および立位にて、正面から膝関節の内外反アライメントを観察する。極端な膝関節外反アライメントはQ角の増大と関連し、膝蓋骨不安定症の解剖学的素因と考えられる。

Q角…大腿四頭筋の作用方向と膝蓋腱がなす角度であり、上前腸骨棘と膝蓋骨中心を結ぶ線と膝蓋骨中心と脛骨粗面を結ぶ線から計測される。



図1 squinting patella

つま先を中間位として両足を揃えて立位をとった際に、膝蓋骨が内側に寄る場合をsquinting patellaと呼び、大腿骨が内捻し大腿骨滑車面が内側を向くことに起因する。これらを呈する膝関節ではQ角は大きくなる。

20°を超えるQ角は異常値とされており、大腿四頭筋の収縮によって生じる膝蓋骨を外側に偏位させる合力が大きくなるため膝蓋骨脱臼の危険因子とされている。



〇膝関節の圧痛点
触診にて圧痛点の局在を詳細に同定する。

・脛骨粗面⇒オスグッド病
・膝蓋骨下極⇒ジャンパー膝、Sinding-Larsen-Johansson病(※)


※Sinding-Larsen-Johansson病とは?
膝のoveruseによって膝蓋骨下極に圧痛を生じる。
レントゲンにて膝蓋骨下極の剥離を認める場合もあり、好発年齢はオスグッド病
に比べて若いと言われている。

・膝蓋骨近位外側⇒有痛性分裂膝蓋骨
・大腿骨内側上顆周囲(Bassett's sign)
⇒膝蓋骨脱臼による内側膝蓋大腿靭帯の大腿骨付着部近傍での損傷を示す。
※内側側副靭帯(MCL)付着部と近接しており、MCL損傷と誤診されることも少なくない。




〇疼痛誘発テスト
・patellar compression test
…仰臥位で膝関節屈曲30°とし、膝蓋骨の内・外側関節面を大腿骨滑車溝に押し込むように内外測に圧迫し、疼痛誘発の有無を確認する。



〇不安定性テスト

・Apprehension test
仰臥位で膝関節屈曲30°とし、膝蓋骨内側縁に外側方向への圧迫力を加えた状態で被験者に自動伸展を行わせる。脱臼不安感や外側への不安定感を訴える場合には外側不安定性陽性とする。

・Lateral patellar glide test(図2)
…膝関節伸展位および屈曲30°で行い、膝蓋骨内側縁を外側に圧迫し、膝蓋骨膝蓋骨内側幅の1/2以上外側移動した場合を
外側弛緩陽性とする。



図2 Lateral patellar glide test(左膝)




〇単純X線検査

・膝関節軸位撮影像
⇒膝蓋大腿関節の適合性、膝蓋骨の外側偏位、傾斜を直接評価できる。
※この肢位は股関節も屈曲位をとるため、膝伸展機構は弛緩し膝蓋骨の偏位が過小評価される恐れがある。

・Merchant view(図3)
⇒仰臥位、膝関節屈曲45°となるよう両下腿を検査台から下垂させ、X線は検査台から15°の角度で打ち下ろす。



図3 Merchant view
膝伸展機構に張力をかけて撮影することができる。(一種のストレス撮影)



図4 膝関節軸位撮影像
上:膝関節屈曲30°skyline view. 両膝関節とも膝蓋大腿関節の適合性は良好
下:Merchant view. 左膝関節では膝蓋骨の外側偏位・傾斜が観察される




☆膝関節overuse症候群の診断

〇ランナー膝(腸脛靭帯炎)

ランナーや自転車競技者に多く認められる膝外側部痛を呈するoveruse症候群である。大腿骨外側上顆部の圧痛(図5)を確認することにより、本症の診断は可能であるが、MRIでは腸脛靭帯の局所的な肥厚や腸脛靭帯深層の大腿骨外側上顆部に炎症や水腫を示唆する所見が認められる。



図5 大腿骨外側上顆部
腸脛靭帯と膝関節の大腿骨外側上顆部(A)との摩擦により腸脛靭帯炎が生じるとされている。



〇ジャンパー膝(膝蓋腱炎)

ジャンプや着地動作を頻繁に繰り返すスポーツに多く見られる膝伸展機構のoveruse障害であり、膝蓋骨をはじめとする膝伸展機構への反復する過度な牽引力により骨付着部周囲の膝蓋腱に微小損傷が生じるため発症する。
画像診断としてはMRIが有用であり、膝蓋骨近位の後方部を中心とした信号異常域が特徴的である。

発生要因は…
・膝蓋腱への負荷 ・下肢アライメント ・膝蓋骨高位
・膝蓋骨不安定症 ・膝周囲筋のアンバランス  など…



〇鵞足炎

膝内側の鵞足部周囲の疼痛と圧痛の存在が特徴的な症候群である。原因としては鵞足部に付着する膝屈筋群の付着部炎および同部の滑液包炎とされているが、症状の有無と画像所見が必ずしも一致しないことがあり、あまり有用ではない。

・長距離ランナー ・糖尿病 ・変形性膝関節症
・関節リウマチ  ・肥満女性

に発症頻度が高いとされている。


 

12/13 院内勉強会「膝半月板損傷、膝関節靭帯損傷の診断」

PTの山形です。

今回の院内勉強会では膝半月板損傷、膝関節靭帯損傷の診断について実技も交えながら学んだため報告します。

 

まず半月板損傷についてです。

 

○はじめに

半月板は、荷重分散、衝撃吸収、関節安定性、潤滑、固有感覚受容器として機能している。

 

半月板損傷は膝関節痛、関節腫脹、可動域制限をきたし、関節軟骨への負荷が大きくなり将来的に変形性関節症を発症する危険性がある。

 

若年者がスポーツや外傷で膝を強制的に捻った後に膝関節靭帯損傷と合併し生じることが多い。

 

○徒手検査

半月板損傷では前述したように関節腫脹、可動域制限、荷重時の疼痛を訴えることが多く、特に関節裂隙の圧痛は診断評価項目として重要である。

損傷した半月板に負荷ストレスを与えることによって疼痛を誘発し、断裂の有無を診断する方法として以下(図13)の検査がある。

 
 

○画像検査

画像検査では荷重位にてX線により関節裂隙の狭小化を半月損傷の評価とできる。

しかしMRI検査は半月の前節・中節・後節のすべての部位での断裂および変性を診断することが可能であることから、半月板損傷の画像診断としてはも最も有用である。

 

半月板損傷のgrading system

 

一般的には上記の3段階でのgradingでスクリーニングを行う。Grade3は実際に半月板損傷が起きている状態であり、Grade3を再分類、再評価を行い、さらに特殊な断裂形態である、縦断裂、横断裂、水平断裂、後角断裂を認識していれば、半月板損傷のMRI画像診断率は向上する。

 

 

次に膝関節靭帯損傷についてです。

今回は前・後十字靭帯について記載させていただきます。

 

○前十字靭帯損傷

前十字靭帯(以下ACL)損傷は本邦で年間34万件の発症件数が報告されており、スポーツに伴い損傷することが多い。ACL損傷は男性より女性が1.51.7倍高く、女性のほうが損傷しやすいとされる。

 

○受傷機転

非接触型:前者はターンや急停止動作、ジャンプからの着地動作時に膝がガクッとなり生じることが多い。

接触型:後者はタックルや外傷などに伴う予期しない外力により、膝関節過伸展や下肢外反に伴う過度の下腿外旋などで膝を捻り生じる。

 

○徒手検査

 
 

○治療方針

ACL損傷の治療方針は膝関節安定性の再獲得である。そのため早期にACL再建術を考慮することが望ましい。しかし受傷直後は関節可動域制限が残存しており、この時期に再建術を行うと関節線維症を生じる可能性がある。

急性期ではまず理学療法などの機能的治療法により基本的関節機能の回復を図り、受傷日より約23週間後に再建術を考慮する。

 

 

○後十字靭帯損傷

後十字靭帯(以下PCL)はACL2倍の破断強度とされており、ACLよりも強靭である。

新鮮例では関節腫脹、可動域制限、下腿前面に挫傷を認めることが多い。

 

○受傷機転

PCL損傷は膝屈曲位で下腿前面を打撲するかたちで強く着地した場合や脛骨中枢部を前方から後方へ強い直達外力を受けた場合に損傷される。スポーツだけではなく交通外傷でのdash board injuryによって生じることも少なくない。

 

○徒手検査

 

 

○治療方針

PCL単独損傷は不安定性が残存するにも関わらずその機能予後は比較的良好であるため、関節可動域訓練、大腿四頭筋訓練、agility訓練を中心とした保存療法を第一選択することが多い。

他の靭帯損傷や半月損傷を合併する場合、また陳旧性PCL損傷に加えて他の靭帯損傷を合併した場合は再建術を選択する。

go top