こんにちは 理学療法士の小幡です
先日、おんじぃのへや知立店にて行われた勉強会に参加してきました
テーマは「股関節」で、それについてまとめていきたいと思います
○他の動物と人との違い
・股関節屈曲角度の違い
ヒト < イヌ , サル
・尾の方向
ヒト-下方 他の動物
・股関節の肢位
ヒト:股関節伸展位
→ 大殿筋の活動上昇
他の動物:股関節屈曲位
→ ハムストリングス優位
○大腿骨の形状
・頚体角
→正常:120°~130°
・前捻角
→正常:10°~30°
○股関節の主要な靭帯
・腸骨大腿靭帯
・恥骨大腿靭帯
・坐骨大腿靭帯
⇒股関節伸展位で3つとも伸張される
○不動の肢位
股関節最大伸展、軽度の外転、内旋
⇒股関節の動きは制限される
※股関節90°屈曲、外転、外旋
⇒最も適合性がよくなる
※不動の肢位≠適合性の高さ
○股関節の被覆率
股関節屈曲、外転、内旋、骨盤前傾
⇒被覆率が高くなる
○真の股関節屈曲角度
⇒「70°」
※「125°」の参考可動域は真の角度ではない
→股関節前面の圧迫および周囲軟部組織の影響や
骨盤の後傾が起きているため
○生まれてからの大腿骨の変化
→生直後:頚体角145°
成 人:頚体角130°
※なぜ変化するのか
⇒荷重の力と外転筋の張力によるため
○前捻角
→生直後:大
成 人:小
※なぜ小さくなるのか
⇒股関節伸展により腸骨大腿靭帯が骨を
引っ張るため
○骨盤の動き
骨盤後傾→ASIS間は横に広がっていく
骨盤後傾→ASIS間はしまっていく
最後に患者さんに来ていただき、治療の考察、実際に
行われている治療を見学する内容でした
治療を行なっていくにあたって、考える視野が広げることが
でき、充実した勉強会となりました