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クリニックブログ BLOG

院内勉強会「上腕骨近位端骨折の手術について」

●はじめに

こんにちは

理学療法士の後藤です。

11/4に行われた院内勉強会に参加しました。

今回は上腕骨近位端骨折の手術についてまとめたいと思います。

 

肩関節

上腕骨は、肩関節から肘関節をつなぐ骨で、上腕骨近位端とは、肩関節近くの部分です。
肩関節は、関節の中で最も大きな可動域を持つ関節です。
上腕骨近位端骨折は、骨に付いている筋肉、腱により最大
4つの部分に分かれて転位します。

上腕骨近位端骨折

上腕骨近位端骨折は、若い人ではスポーツや交通事故などの強い外力によって生じ、小児では骨端線(成長線)を含んで損傷する場合もあります。
高齢者では転倒などの軽い外力で生じることが多く、大腿骨近位部骨折(股関節)、橈骨遠位端骨折(手関節)、脊椎圧迫骨折と並んで高齢者に多い骨折の一つです。

手術適応

手術適応は、骨折分類に従って行われ、骨折部の転位の程度が重要です。旧 AO分類によって分類されます。
A. Bは関節外骨折,Cは関節内骨折となる。

そのほとんどすべてがプレー ト固定術の適応となリます。
ただ現在は実際には
A2,A3タイプに対しては主として髄内釘固定が選択されることが多いです。
早期から施行できる低侵襲で生体力学的に安定した内固定術が望ましいと考えられ,これまで髄内釘固定術を第一選択とされることが多く見られます。

Bタイプのすべてと転位の大きくないCl.C2タイプは慢襲の少ないdeltoid-splitingaproachからのMIPO法を行います。
その他の
Cタイプには古典的なdeltopectoralaproachからのプレート固定または人工骨頭置換術を施行されることが多いです。

 

手術方法

手術方法は、鋼線などを用いる方法から、近年は、新しい固定材料である髄内釘固定法やプレート固定法,人工骨頭置換術が行われます。
下記のようなものを骨折部に用いて固定することで癒合不全や変形癒合など起こすことが減らすことができ,早期療法を行うことが可能となりました。

髄内釘固定術

プレート固定術

 

終わりに

肩関節は、肩関節周囲炎(いわゆる五十肩)で知られるように拘縮しやすい関節なので、保存的治療、手術的治療ともに、骨折部の安定性(固定性)を得ることにより早期に療法(リハビリ)を開始することが大切です。

 

P.S

来年より当院で行なっている祝日の体操教室を定期開催することになりました。よろしくお願いします。