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クリニックブログ BLOG

6/18院内勉強会「体幹コンディショニングの最前線ー体幹モーターコントロールー」

●はじめに

こんにちは。

理学療法士の小幡です。

6月18日に院内勉強会を開催しました。

今回のテーマは「体幹コンディショニングー体幹モーターコントロールー」です。

●モーターコントロールとは?

運動を制御することを指し、「運動の根幹的メカニズムを統制もしくは指揮する能力」と定義されています。


●腰椎・骨盤の安定性

安定性を維持するためには、運動を調整する微調整システムによる運動中のコントロールがポイントとなります。

※微調整システム・・・ローカル筋システムとグローバル筋システムを指す

ローカル筋

→腰部・脊椎と骨盤の関節を支持し、保護する

グローバル筋

→個々の分節を連結し、効率的な抗重力支持システムを構築する

 

●Neutral zoneとelastic zone

Panjabiは、脊柱の剛性が最小となるneutral zoneといわれる中間位周辺で、脊柱コントロールの必要性が増加するとした。
Elastic zoneといわれる最終可動域に近づくにつれて、他動要素による支持が増加する。また椎骨は相互に依存するため、全身平衡のコントロール、腰椎・骨盤の方向性、椎間のコントロールにおいて、腰椎・骨盤安定性が考慮されなければならないです。

 




●3つのサブシステム
 腰椎・骨盤の安定性には、他動・自動・神経コントロールという3つのサブシステムが関与しています。

・他動サブシステム
→脊柱の骨・関節・靭帯が脊柱の運動と安定性のコントロールに関与

・自動サブシステム
→筋による力発生能力に関係し、脊柱分節を固定する機械的能力を供給

・神経コントロールサブシステム
→適正なタイミング、適正な活動量、適正な順序で筋を収縮させ、適切に戻す役目があります



●ローカル筋システムとグローバル筋システム
 脊柱を横断する多くの筋が、腰椎・骨盤安定性の調整に関与すしますが、筋の機能と構造の特徴を考慮すると、ローカル筋システムグローバル筋システムに分類することができます。
 先だってローカル筋システムが活動し、脊椎分節の安定性を高め、グローバル筋システムにより、胸郭と骨盤の間に挙動を行わせることで脊柱の剛性を高めるという協調作業が起こることにより、最適な機能が発揮されます。




●分節安定性トレーニング
 ローカル筋システムとグローバル筋システムが統合するためには、分節安定性トレーニング(segmental stabilization training;SST)が必要となります。これは3つの段階により構成されています。
・段階1(局所的な分節コントロール)
ローカル筋の賦活による局所的な分節コントロールが必要。これは、無負荷の状況下で、抗重力体重支持機能を加えずにローカル筋の独立したコントロールを促通します。

・段階2(CKCによるモーターコントロールエクササイズ)
第1段階で賦活化されたローカル筋が機能する体幹と、骨盤帯、肩甲帯、四肢の体重支持機能を個々に高めます。特に、腰椎および骨盤のローカル筋および体重支持筋の活動と、体重支持のための静的な腰椎・骨盤の姿勢を維持する能力を高めることを強調します。

・段階3(OKCによるモーターコントロールエクササイズ)
日常生活やスポーツ動作にはOKCが多く含まれています。例えば、ボールを蹴る場合、股関節の屈曲により行い、代償動作として腰椎が屈曲しないようにしないといけません。そのためにも、体幹が安定した状況下でのOKCエクササイズを行う必要があります。


●さいごに

今回は体幹を上手く機能させていくために必要な知識を学ぶ機会となりました。腰痛を発症しやすい人は、このコントロールが上手く働いていないことが多いのではないかと思っております。自分自身の筋力の発揮を促し、腰痛などの治療に役立てていきたいと思います。

当院では、このような勉強会を定期的に行なっています。今後も患者様のために研鑽していきます。