●はじめに
こんにちは
理学療法士の小幡です
今回の院内勉強会は「足底腱膜炎の保存療法」について行いましたので、
報告していきたいと思います。
今回は、その保存療法の一助となるエコー診断のやり方を教えて頂いたので、まとめていきたいと思います。
●勉強会の様子
足底腱膜炎は、足部に愁訴を有する患者の11~15%を占めると報告されており、保存療法により80~90%の例で症状が改善することから、保存療法が治療の第一選択となります。
保存療法は、安静、薬物療法、理学療法、装具療法、ステロイド注射、ヒアルロン酸注射、体外衝撃波治療などがあり、それぞれの有効性が報告されています。
まず院長が手本を見せて下さり、その後、各々どこの部分を見ているのか実際にエコーを操作しながら、確認していました。
エコーの診かたのポイントとして、まず踵骨を映し出します。その次に左右に動かしながら、足底やアキレス腱のあたりに移動させていくとうまく映しだすことができるとのことでした。
踵骨から足底にかけて足底腱膜が映し出されるので、炎症が起きているところに注射をうったりします。
●さいごに
リハビリの時間中にエコーを見ながら治療する機会は少ないですが、画像の診かたを知ることで、問題が起きている部位が分かるようになります。
それにより、どのようにアプローチすれば良いか明確にすることができ、早期回復につなげられると思いますので、状況に合わせて活用していきたいと思います。ありがとうございました。
当院はこのような勉強会を定期的に行なっています。今後も治療技術向上のために学んでいきたいと思います。
次回の投稿をお楽しみに!