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9/18院内勉強会 「リハビリテーション栄養」

こんにちは、理学療法士の牧野です。

9月18日に院内勉強会「リハビリテーション栄養」について行いました。そのご報告をさせていただきます。

●はじめに

リハビリを行う上で低栄養やサルコペニアを認めると予後が悪いといわれています。サルコペニアとは筋肉量が減少し身体機能の低下を認めた状態であり、原因としては加齢活動量の低下栄養不足などがあげられます。サルコペニア高齢者の60%に骨粗鬆症を認めており、骨折のリスクを上昇させる原因となります。

したがってリハビリを進める上で栄養管理と筋力の維持・向上は重要と言えます。

次に骨粗鬆症の予防において必要な栄養素についてまとめさせて頂きます。

 

●骨粗鬆症予防について

骨粗鬆症の予防には運動栄養管理が重要です。

運動は骨密度を上昇させる効果と骨折を予防する効果があります。

骨粗鬆症の予防に必要は栄養素はカルシウムたんぱく質ビタミンD・Kが必要と言われています。

 

〈推奨される量とおすすめの食品〉

カルシウム・・・700~800Mg 牛乳/乳製品/小魚/緑黄色野菜/大豆

ビタミンD・・・600~800IU 魚類/キノコ類

ビタミンK・・・250~300µg 納豆/緑色野菜

 

骨粗鬆症の治療にはカルシウムのみではなくビタミンDの補充が重要です。カルシウムをサプリメントやカルシウム薬で摂取した場合に心血管疾患のリスクが上昇すると報告されています。カルシウムはできるだけ食品から摂取すること、サプリメントやカルシウム薬を使用する場合には注意が必要です。

ビタミンDは食品からの供給紫外線に当たることで皮膚で生成されます。日光に5~10分当たると良いといわれています。ビタミンDには筋力を向上する効果もあります。

また、食塩やカフェイン、アルコールの過剰摂取はカルシウムの排泄を増加させてしまうため注意が必要です。

 

●終わりに

栄養の取れた食事、適度な運動の両方を心掛けることで健康な体づくりができます。皆さんも今一度ご自身の食事のバランスや運動はできているか振り返ってみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。