こんにちは 理学療法士の小幡です。
遅くなりましたが、
2019年8月31日に㈱PNF研究所の加藤一人先生の勉強会に
参加させていただきました。
テーマは
「PNF活用術~野球選手のコンディショニングを通して~」でした。
主に、実技を中心とした内容でした。
実際に肩のコンディショニングに活用している手技を行い、
肩の求心位をとれるように①方内旋の可動域を作る②肩腱板機能を
促通することを目標に学んできました。
〇肩の求心位を取るために
肩甲上腕関節はRotator Cuffによって、上腕骨を肩甲骨関節窩
に保持しています。そのRotator Cuffの中でも棘下筋が重要である
とのことでした。
棘下筋は、上腕骨大結節よりも前方に付着しており、棘上筋の作用
も担ってます。
そのため肩関節内旋位の時、上腕骨頭の安定にとても関与しております。
〇実際のアプローチ
・目的:肩関節内旋可動域拡大
ポジション:背臥位
パターン:橈骨突き出し
・目的:肩関節内旋・外旋可動域拡大
ポジション:背臥位
パターン:上肢伸展・内転・内旋⇔屈曲・外転・外旋
テクニック:Dynamic Reversals
・目的:棘下筋・小円筋安定性向上
ポジション:側臥位
パターン:骨盤後方下制
テクニック:Combination of Isotonics
・目的:棘下筋・小円筋安定性向上
ポジション:座位
テクニック:Combination of Isotonics
この他にも棘上筋の促通を座位にて行いました。
今回の勉強会は、6月にありました勉強会の続きみたいな内容でしたが、
より肩関節の構造、PNFの活用の仕方が分かり、有意義なものとなりました。