皆さま、こんにちは。
PTの山内です。
大変遅くなりましたが、2月に行われた院内勉強会の内容について話していきたいと思います。
近年、高齢者が増え続けていると共に要支援者・要介護者の人数も増え続けています。
要支援・要介護になる要因の一つに骨粗鬆症に伴う脆弱性骨折や変形性関節症、脊柱管狭窄症などの運動器疾患があり、ロコモティブシンドロームの重要性が高くなってます。
ロコモーティブシンドロームとは
「運動器の障害により移動機能が低下した状態」と定義されてます(運動器とは筋肉、骨、関節、軟骨、椎間板等のことを指しています)。
運動器の障害には筋力低下、バランスの低下、可動域の低下、痛み
移動機能には起立、着座、歩行、階段昇降など移動に関わる機能を意味します。
この話からいくと運動することは大事と言えますが、栄養も大事になります。
いくつか項目に分けて書いていきます。
◯ロコモ評価
①2ステップテスト
歩幅を評価するテストで、
2歩進んだ距離(cm)を身長(cm)で割ったものが結果となります。
◯骨粗鬆症の運動療法
骨粗鬆症に関係する骨折の抑制には栄養指導、薬物療法、運動療法の3つが大事となります。
特に閉経後の女性は骨が脆くなりやすいため、ウォーキングや荷重運動、筋力アップは骨密度維持向上させ、背筋筋力は椎体骨折を抑制、高齢者には筋力訓練やバランス訓練は転倒防止に有用です。
◯骨と筋肉の栄養
蛋白質やカルシウム、ビタミンDをはじめ多くの栄養素が骨と筋肉の健康に必要となります。
大事なことはそれぞれの栄養素を独立して考えることではなく、食事から得られる栄養素として考えることです。
栄養素を多く取るためには、栄養素が多く含まれた食品の摂取を心がけることなんだそうです。