肩こり
最近ずっと肩が重く、張っている状態です。
肩こりでしょうか?
パソコン作業や書類作業など、長時間同じ姿勢を続ける方に慢性的な肩こりが生じることが多くありますね。
多くは筋肉の動きが少なくなるために起きた“筋膜性”の肩こりです。首から肩甲骨にかけての慢性的な張り感が特徴です。
理学療法などで筋肉及びその周囲の関節を動かすようにすることが有効です。また同時に起きている不良姿勢を矯正することも大事ですよ。
症状
- 肩が張っている
- 肩が重い
- だるさがある
- 頭痛・めまい・吐き気
など
当院での治療方法
- 湿布・内服
- 姿勢矯正
- ストレッチ
- 生活指導
五十肩(肩関節周囲炎)
夜、寝ていて肩が痛みます…。
五十肩でしょうか?
夜間の痛みは肩関節周囲炎の患者さんに多いですね。
肩関節を動かす筋肉の腱(腱板)や関節の袋(関節包)などが消耗によって損傷し、炎症を起こします。放置しているとその後に筋肉が拘縮しいわゆる“五十肩”と呼ばれる状態になります。
治療としては、痛みの強い急性期では注射や内服で炎症を抑えます。その後は積極的な理学療法によって、拘縮予防や筋肉のリラクゼーションを行うとよいですよ。
症状
- 夜間、疼くような痛みがある
- 安静にしていても痛む
- 肩があがらない・動かせない
- 背中に手が回せない
など
当院での治療方法
- 鎮痛消炎薬や筋弛緩薬などの内服
- 関節注射
- 生活動作指導
- リハビリテーション
肩腱板損傷
転倒した後に肩の痛みがあり動きが悪くなりました。
これは五十肩ではないのでしょうか?
症状が似ていることもあり、五十肩と診断されるケースは少なくありません。
五十肩と言われた患者さんの中に、腱板断裂の患者さんがいる事はよくあります。
肩を動かす筋肉である腱板は激しいスポーツや仕事、あるいは外傷などによって損傷・断裂する場合があります。
レントゲンでは異常がないことがほとんどで、エコーやMRIにて診断されます。重症の場合、痛みだけでなく肩の筋力低下と可動域制限を伴うため、修復のための手術が行われることもあります。
症状
- 夜間、疼くような痛みがある
- 引っかかりがある
- 肩があがらない・動かせない
- 肩を動かしていると次第にだるくなる
など
当院での治療方法
- 鎮痛消炎薬や筋弛緩薬などの内服
- 注射
- リハビリテーション
- 手術