●はじめに
こんにちは!
理学療法士の小幡です!
今回の院内勉強では「膝伸展機構障害の診かた」について参加させていただきましたので報告します。
膝伸展機構障害では繰り返しの刺激により力学的脆弱部から破綻していくため、小児では骨端核に、成人では腱骨移行部に
障害が発生しやすいです。
●小児の膝伸展機構障害
1.Sinding Larsen-Johnsson病
→膝蓋骨下端の骨端核に発生
2.Osgood-Schlatter病
→脛骨粗面の骨端核に発生
3.有痛性分裂膝蓋骨
→膝蓋骨上外側核に発生
●成人の膝伸展機構障害
1.膝蓋腱症
→膝蓋骨下極から膝蓋腱近位に熱感、腫脹と圧痛
●治療
スポーツ活動の制限をしつつ、大腿四頭筋・ハムストリングスのストレッチを行うことが基本となります。
それでも痛みが持続する場合、局所注射や手術をすることもあります。
●さいごに
スポーツなど身体を動かすことが多い人は、使っている筋肉が収縮し、硬くなります。運動後にストレッチなどを行い、筋肉を伸張してあげることが今回の障害を予防するのに大事なことではあると言えます。
また身体の不調を感じたらお早めにお近くの病院などへご相談されると良いかと思います。
当院では、患者様一人一人に適切な対応を行い、早期改善を図れるようにこのような勉強会を定期的に行なっています。今後も患者様のために研鑽していきます。
スタッフ一同、身体管理には十分注意していきます。
次回の投稿をお楽しみに!